Office365(Microsoft 365)展開と、私のこれまでと、これから
現在の会社に転職してすぐ、Office365展開プロジェクト~運用をしてきたことと、これからの展望を書いてみたいと思います。
Office365(Microsoft 365)展開のこれまで
2016年、転職してすぐ、Microsoft 365 導入の定石に準じて、Office365展開を進めてきました。
- オンプレミスActiveDirectoryのオブジェクト整理
- オンプレミスActiveDirectory→Azure ActiveDirectory のオブジェクト同期
- ユーザのライセンス展開
- サービス展開
ただ「機能をオンにしましたので、あとはどうぞ」というスタンスでは、上手くいきません。
弊社は、IT専業では無い普通の事業会社ですので、一般社員のITリテラシーは決して高くありません。
ITシステムに関わる部門がある一方、スマホを持ってない人・スマホしか持ってない(PCスキルが無い)人などが数百~数千人おります。
「クイックスタート/スモールスタート」と「みんな残さず連れて行く」を両方考えないといけません。
(前者と後者は、大抵の場合、別々のステークホルダーが主張するので、意見調整も仕事のうちとなります)
サービス展開は、以下の順番で進めてきました。
*:私が直接担当してきたもの
太字:利用者向けに重要とされたもの
- SharePoint Online*
- Exchange Online*
- Teams
- OneDrive
- Planner,Form,Stream,Yammer
- PowerPlatform←いまここがHot!
私を取り巻く環境
常に新しい機能の展開を求められ続けながら、
移行過渡期はオンプレミスも並行運用し、
様々なシステムの運用やトラブルにも忙殺されてきました。
ここに至るまでの6年間で、私の部署は、10名~40名ほどに拡大しましたが、メンバーの多くは離任や退職し、当初から残っているのは私だけとなりました。
こんな状況が続いてきたので
- 放置されたゴミデータの整理
- 作りきれなかったルールの整備
- 使われなくなったサービスの廃止
- サービス機能拡張の取り込み展開
- サービス機能のやりこみ/使い込み
という部分が手つかずのままでした。
このブログは、日々の業務の中で見つけたエッセンスを書き残していくために立ち上げていますが、この6年間で書けた記事はたったの4件でした。
これから
私が、ITコンサル会社から事業会社のIT部門に転職した理由
「自分の専門領域で、サービスのバージョンアップを手がけたい」
というものでした。
手をつけられない状況がようやく終息を迎え、自分が本来やりたかったことに手を着けられる状況が見えてきました。
このブログに、身につけたことや発見を書いていきたいと思います。